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初マラソンが道マラ!目指せ完走120days!

この物語は、1人の男性がもがき苦しみながらも、先の見えないゴールに向かって走り続ける愛と勇気と希望の実話である。

第4回 「Forever北海道マラソン」

SHO1、marathonerになる

2017年の北海道マラソンも無事に終了しましたね。
目標を達成できた方、できなかった方、コースの内側で頑張った方、外側で頑張った方、それぞれいろいろたくさんいらっしゃると思います。この、北海道マラソン 2017 を応援するサイト。の、初マラソンが道マラ!目指せ完走120days!も今回で最後かと思うと、もっとこうしておけばああしておけば、といろいろと名残惜しい次第でございます。
さてはて、ワタクシSHO1の北海道マラソン2017は、と言いますと、どうにかこうにかなんやかんや、必死のパッチでギリギリのギリでしたが、完走することができました。道中、心が20回くらい折れましたが(笑)、どうにか立て直して大通公園まで帰ってきました。昨年の悪夢を払拭することができて本当に良かったです。感想や、「もし」また出走することがあれば気をつけたいことなど、つらつらといかせて頂きます!

とにかく涼しく!補給は余すくらいで!

シューズやらランニングウォッチやらは第2回でご紹介していましたが、第3回時点でもまだ決めかねていた、キネシオorタイツ問題。最終的にはキネシオをチョイスしました。練習の際に膝のお皿の下が痛くなったことがあったのと、足裏がピンピンで痛くなることがあったので、膝回りと足裏に貼って出走しました。「脚」は、もちろん疲労は激しかったものの痛みはありませんでした。「足」の方は突き上げによる痛みがきつかったものの、筋肉的な痛みはなく、狙い通りにいったと思います。今年は例年よりは涼しかったとは言えやはり暑さはあったことに加え、当然ながら筋肉が熱をもって暑いので途中の給水でガンガン水をかけていたこともあり、本当にタイツにしなくて良かったと思いました。脚だけではなく上半身にもガンガンかけていたので、ポーチの中のiPhoneが心配ではありましたが…(笑)。滑り止めがついたソックスなのでないと思っていたのですが、途中から足裏に水膨れができた感があり大丈夫かな…?と思っていたら、水をガンガンかけていたせいで足裏のキネシオがはがれてしまっていたせいでした(笑)。結構序盤から水は浴びていたので、タイツを履いている状態では暑くて体力はもたなかったかもしれません。故障の影響や不安がタイツ以外で払拭されないのならどうしようもありませんが、履かなくて済ませられるなら履かない方が良いと思います。

そしてもう一つギリギリまで判断をつけていなかったのが補給。ザバスの完走セットにしようかと思いましたが、最終的にはメダリストのENERGY GELを3つとスポーツようかんを一つ、ポーチに入れてスタートしました。チョイスの理由としては、ザバスのPIT INよりメダリストのENERGY GELの方がおいしいから(SHO1比)。それと、キャップが無くてより平らにポーチの中に収納できるからです。スポーツようかんは、単純に好きだからです(笑)。ということで自前では4回の補給だったわけですが、正直足りませんでした。個人的にはもう2つくらいあっても良かったなと思いました。20kmを過ぎてから距離を目安にしつつ足が止まっているなと感じたタイミングで摂りましたが、いかんせん30km過ぎてからは止まりっぱなしだったので(笑)、荷物になりすぎないバランスを見ながら多めに持った方が良いと感じました。

渋滞…キープペース…関門時間…考えることがたくさん

本当は写真を撮りながら走りたかったのですが、練習できていなかったこともありそんな余裕はなしでした…すみませぬぬぬ…。

後半に地獄の様な体験が待っている事も知らずに、パーフェクトな余裕の表情を見せる前半のSHO1さん。

ワタクシはご存知の通り初のマラソン大会ということで持ちタイムなし。ということでフルのラストゾーンGブロックからのスタートでした。大通西7丁目からのスタートだったわけですが、グロスのスタートが8分51秒。始まったな~ですとか、なかなか進まないな~なんていろいろと考えていたのでそんなに経っていた実感はないんですが、やはりこのくらいはかかってしまうんですね

スタートから平岸街道までは民族大移動状態。それでも前に行けないわけではなかったので、時計をちょこちょこ見ながら6分/kmのつもりで走っていきました。実際のラップはもっとかかっていますが、初めから6分半/kmのつもりでいたらやはり間に合わなかったので、速めの想定で行くというのは大切ですね。本当は渋滞のせいでもっと遅いペースになるだろうと予想していたので助かりました。

スタッフITOが、「後ろから来る速いファンランにつられないように」というのと、去年も走っておられる道マラゴールドスポンサーSVOLMEの社長さんからも「前半は絶対に抑えて行った方がいいですよ」、という言葉を思い出しながら、キープペース・マイペースで走っていきました。ただまぁ、前に行けないわけではないといってもものすごい人数の中を走っているわけで、人と人の間をすり抜けつつ、時計とにらめっこしつつ、ゴールまでそんな状態だった印象が強いです。途中、顔見知りのメーカーさんの応援に遭遇して、知らない顔ばかりの中で知っている顔を見ると嬉しいなぁと思いつつ、ファンランを走っているランニングクリニックのメンバーさんに励まされつつ、創成川トンネルを抜けてファンランとの分岐へ。にしても、創成川トンネルへ下っていく景色はすごいですね、ものすごいイモ洗い状態感!(笑) そしてトンネル内の蒸し暑さ!トンネルを抜けた時の爽快感はすごかったです(笑)。

ファンランの分岐を過ぎてからは少し余裕があったものの、すり抜けながら走っていく感じは変わらず。仮設トイレに寄ったりしながら新川地区へ。この新川地区あたりが、私設エイドで「どうぞ~」と言ってくれているところが一番多かった気がします。慣れているランナーはスッと甘えられるのでしょうし、チーム名出したりしているエイドの皆さんも知らない人でもいいんだよと思ってくれているのだと思いますが、ビギナーとしてはお世話になっていいものかどうかが判断しづらかったので、「どうぞ~」と言って頂けているとお世話になりに行きやすかったです。 去年3人を追っかけていたり、試走会のヘルプでコースは何度か通っていましたが、北区・手稲区方面は自分にとって馴染みのない地区なので、このあたりの住宅街はいろいろ目につくものが新鮮であまり長く感じませんでした。

さぁ、そして問題の新川通。20km付近で別のランニングクリニックのメンバーさんが沿道でいろいろ用意してくれていました!マラソン2大甘味コーラとスイカを頂いて、改めて新川通攻略!…と思ったら右足がめっちゃ痛いんですけど…?足を突くたびに痛みが走って、これはヤバいと思いつつ走っていると何ともなくなったのでそのまま前進。後から聞くと結構あるあるらしかったのですが、これ以降給水所で歩きながら水をもらってまた走り出すたびに同じ現象が。こりゃなかなかキツいですね。 分かってはいましたが、行けども行けども全然折り返しは見えてこず…(笑)。ビッグハウスを越え、手稲高校を越え、前田森林公園を越え…。ランドマークと給水を頼りに、ひたすら前へ。途中の給食のトマトが、生きてきた中で一番おいしいトマトでした!(笑)折り返し地点のすぐ手前にまた別のランニングクリニックのメンバーさんがいてくれて、コールドスプレーを使わせて頂いて折り返し。折り返してすぐのところには、この目指せ完走120days!で私をいじり倒している同僚が沿道で待っていてくれて、すすめられたまんじゅうを断固拒否!!(笑) 氷で少し体を冷やさせてもらって、ガラナを飲ませてもらい、いざ一年前の悪夢の地点へ!

一つの必ず越えなければいけないと思っていた関門、28.2km関門は10分ほどの余裕をもってクリア。つづく30km関門も同じくらいの余裕をもって通過。しかし、30kmまでしか走った経験のないワタクシにとってはここからが未知のゾーン。脚は動くのか、痛みは他に出てくるのか…。

はい、結果、脚は動きませんでした(笑)。30~35kmは8分/kmほどまでペースが落ち、貯金を食いつぶして35km関門は2分弱前に通過。走って歩いてを繰り返しながら、それでもまだゴールまで間に合わないわけじゃない、と言い聞かせながら、何度も折れた心を何度も繋ぎなおして進んで行きました。

35~40kmは多少持ち直したものの1分強前の通過。北大に入ってから関門までが遠いこと遠いこと。新川通よりも長く感じました(笑)。関門時間は頭には入れてはおらず、41.6kmまでが15分あることを確認した時はかなりホッとしました。少し早めに歩けばクリアできる時間なのはすぐ分かりましたが、遅くてもいいからとにかく走ろうと思いほとんどジョグくらいでしたが走って道庁まで向かいました。道庁の手前でファンラン後のランニングクリニックのメンバーさんに遭遇。余裕がなくて手を振るくらいで終わってしまいましたが、あの土壇場で誰かいてくれたのは大いに励みになりました。

作り笑いもままならない様な、完全にグロッキー状態でで走り続ける、後半のSHO1さん。

どうにかこうにか、41.6kmの最後の関門を抜けて、年一の安堵感(笑)。北一条通くらいまで歩いて、やっぱ最後は走らんばなと思いおもむろに走り出すと、大通公園を右に曲がる手前でスタッフITOと作田さんが一緒にいるのを発見!二人とハイタッチをしてラストの直線へ!

直線の途中でランニングクリニックのメンバーさんや、SVOLMEの社長さんと営業担当の方とも遭遇、最後に元気をもらってゴールさせてもらいました~!

最後まで混雑の中で、ゴールの後にメダルをもらってタオルをもらって、チップの回収、完走証の発行までかなりかかりました。来年以降出走される方は早めのゴールをオススメします!(笑)

「もし」また出走することがあれば気をつけたいこと

まだ出走したことがない皆さまより一つ先輩になったワタクシから(笑)、もしまた出ることがあれば気をつけたいことをいくつか挙げたいなと思います。今回既に気を付けていたこともありますが、これから出てみたいという方の参考になれば幸いです。

「時間」的に長く走る練習
距離より時間の方が大切かなと思います。ずっとスポーツを続けてきていますが、5時間もぶっ続けで動き続けていたことはありません。せいぜい2時間がいいところです。体が慣れてくると同じ時間でも自然と長い距離を走れるようになってくるので、距離重視の練習になりがちですが時間重視の練習も割合を増やした方がいいなと感じました。

レース前は本当にしっかり休養
幸いワタクシは脚がつったりということはありませんでしたが、前日前々日と販売ブースで一日立ち仕事でしたので、ずっと不安はありながら走っていました。前の晩にプロテインを摂り、禁じ手を使って脚の回復を図りましたが、やはり一日ゆっくりした方がいいですよね。完走当落上くらいだと不安になって練習してしまうところですが、ぐっと我慢して最低でも1週間は休養してくださいね。

とにかく涼しく!補給は余すくらいで!
これはもうお話しましたが、バランスを取りながらできるだけ涼しくしてください。ワタクシはノースリーにランパンにポーチだけでした。体の中で大きな筋肉はやはり熱を持ちやすいので水や氷を駆使することになると思います。全身ずぶ濡れになる覚悟でいてください(笑)。補給も3つといわず5つ6つ持てるようであればぜひ!

6分半/km想定ではダメ!6分/kmが必須!
誰に聞いてもやはり6分半/kmのつもりでいくとダメです。実際、終始6分/kmの想定でいたワタクシでギリギリです。渋滞してて思う様に進めないこともありますし、距離が重なれば同じつもりで走っていてもペースは絶対落ちますし、暑さや緊張などでも体力は奪われます。人の間をすり抜けていったり、目の前の人が突然止まったり歩き出してそれをかわしたり、想定外の動きの積み重ねでも地味に体力を使います。抑えめでいって6分/kmで行けるくらいの余裕が欲しいところです。

友達・知り合いはたくさん呼ぶ!(笑)
沿道の知っている顔はそれだけで元気になれます! という訳で、紆余曲折、試行錯誤、七転八倒、抱腹絶倒、いろいろあった120days!も終了です、卒業です、気分はユタカオザキです。来年また自己ベストを狙う方、今年のリベンジに向け1年頑張る方、ファンランから卒業を目指す方、沿道で刺激を受けて走ってみたくなった方、またランナーたちへ力を送りたいという方、それぞれいろいろいらっしゃると思いますが、我々は来年もまたランナーも応援する方たちも応援します! もっともっと北海道マラソンが盛り上がって、東京、大阪に負けないくらいになったらいいなぁと思います! それではまた、来年お会いしましょう~!

遂に感動のゴールテープを切ったSHO1さん!フルマラソンは未挑戦にも関わらず、しかも殆ど練習もせず朝野球に勤しんでたとは思えない脅威の底力で完走すると言う健闘ぶりを見せた彼に、是非とも暖かい拍手をお願いします!果たして本人の思惑通りに卒業となるのか、はたまた来年は4時間きり挑戦となるのか!?それはまた次回の講釈で。

「初マラソンが道マラ!目指せ完走120Dys」を最後までお読み頂き誠にありがとうございました!これからフルマラソに挑戦したいと思ってる方に、少しでもお役に立つ記事であれば幸いです。そしてまた来年もお会いしましょう!

次回予告!新章スタート!
「目指せ完走120days セカンドシーズン! サロマが俺を待っている!」で多分お会いしましょう!(更新未定)

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